落書きだらけでも捨てません。物語をつけて商品にするのも古本屋の仕事です

こんなものが入荷しました。

『世界のおともだち クインのぬりえ』。

昭和の古いぬりえです。

中を開いてみると、もちろんピカピカの未使用品……ではありません。

しっかり色が塗ってあります。

まあ、ぬりえなんだから、そりゃ塗りますよね(笑)。

でも古本屋の商品として考えると、

「色が塗ってある」
「落書きがある」
「名前が書いてある」
「子どもが遊んだ跡がある」

こういうものは、普通なら「状態が悪い」で終わってしまいます。

場合によっては、

「これは売れないな」

と、そのまま捨てられてしまうこともあるでしょう。

でも、うちではこういうものも商品にします。

そして、こういうものが入ってくると、僕にはもう一つ楽しみがあります。

うちの嫁が、どんな値札を作ってくれるのか。

我が家の名物「値札ギャラリー」

以前にも、なかなかすごい状態の古いぬりえが入ってきました。

中はきっちり塗ってある。

表紙には子どもの落書き。

普通の古本屋なら、

「これはちょっと商品にならないな」

で終わってもおかしくありません。

ところが、うちの嫁が付けた値札には、

「全ページがんばってぬりました」

と書いてありました。

これを見たとき、まず笑いました。

色が塗ってあることを隠すわけでもない。

状態が悪いことをごまかすわけでもない。

むしろ、

「この子、全ページがんばって塗ったんですよ」

と、そこを商品の面白さにしてしまった。

そして、この値札にはもう一つ仕掛けがあります。

落書きまで、そのまま値札にしてしまった

値札に描かれているパンダは、うちの**「マイマイ」**。

うちではおなじみのキャラクターなんですが、よく見ると、このマイマイの顔までグチャグチャになっています。

これ、嫁が適当に落書きしたわけではありません。

元のぬりえに残っていた、子どものグチャグチャな落書きをそのまま模倣して、マイマイにも同じような落書きをしてあるんです。

これに気づいたときは、僕も思わず笑ってしまいました。

普通だったら商品の欠点として扱われる落書きです。

「表紙に落書きあり」

状態説明なら、その一言で終わります。

ところが、その落書きを消すでもなく、隠すでもなく、

値札のデザインにまで取り込んでしまった。

商品の落書きを見て、その落書きをマイマイにも再現する。

これだけで、単なる「状態の悪いぬりえ」が、急に面白い商品になるんですよね。

それ以来、こういう嫁の値札を、僕は勝手に**「値札ギャラリー」**と呼んでいます。

「うちだったら、これは捨てちゃう」

この値札を面白がってくれたのは、お客さんだけではありません。

同業の古本屋さんがこれを見て、いたく感動してくれたことがありました。

「うちだったら、これは普通に捨てちゃうと思う」

と。

確かに、そうなんです。

物だけを見れば、

色が塗ってある古いぬりえ。

落書きもある。

決して状態のいい商品ではありません。

でも、そこに、

「全ページがんばってぬりました」

という一言を添える。

さらに、その子どもの落書きを拾って、値札のマイマイにまで再現する。

物そのものは何も変わっていません。

落書きも消えていません。

色塗りだって、そのままです。

変わったのは、その商品の見え方だけです。

値札を見るために即売会へ来てくれた人まで

さらに面白いことに、この「値札ギャラリー」を楽しみにしてくれる人まで現れました。

実際に、この値札を見ることも目的の一つにして、即売会まで足を運んでくれた方もいます。

もうこうなると、ぬりえを売っているのか、値札を見せているのか、よく分かりません(笑)。

でも、それでいいんじゃないかと思っています。

古本屋の棚って、ただ商品を並べて値段を付けるだけの場所ではないと思うんです。

「これのどこが面白いのか」

それを見つけて、次の人に伝える。

それも僕たちの仕事です。

そこに物語をつけて商品にする

価値のあるものを見つけて、それに値段を付けて売る。

もちろん、それも古本屋の仕事です。

希少な本を見つける。

相場を調べる。

適正な値段を付ける。

それも大切です。

でも、それだけじゃない。

一見すると価値がないように見えるもの。

誰かが見れば捨ててしまうようなもの。

そこに残っているものを拾って、

物語をつけて商品にする。

それも僕たち古本屋の仕事なんだと思います。

今回の落書きだって、ただの「イタミ」として見ればマイナスです。

でも考えてみれば、それは何十年も前に、このぬりえで実際に遊んだ子どもが残したものです。

一生懸命色を塗った。

表紙には落書きもした。

それが何十年も残って、今、古本屋にやってきた。

そこを嫁が拾って、

「全ページがんばってぬりました」

と書いた。

そして、当時の子どもの落書きをマイマイにまで再現した。

そうすると、単なる「状態の悪い古いぬりえ」ではなくなるんですよね。

この一冊にしかない商品になる。

もともと価値があるものを売ることもあれば、

僕たちが面白さを見つけて、価値を伝えることで商品になるものもある。

「こんなの誰が買うんだよ」

というものに、

「いや、これの面白いところはここなんですよ」

と伝えて、次に面白がってくれる人へ渡していく。

本だけではありません。

古い雑誌も、付録も、ぬりえも、きせかえも、昔の紙ものも同じです。

古本屋って、そういう商売でもあるんじゃないかなと思っています。

さて、今回はどんな値札になるのか

そして今回入荷した『世界のおともだち クインのぬりえ』。

こちらも、しっかり色が塗ってあります。

なかなかいい感じです。

だから僕としては、値段がいくらになるのかより先に、

「さて、今回は嫁がどんな値札を作るんだろう」

というところが気になっています(笑)。

今回も名物「値札ギャラリー」に新作が加わるのか。

楽しみに待ちたいと思います。

色塗りあり、落書きありでも捨てないでください

そして、ここからが買取の話です。

昔のぬりえやきせかえ、少女向けの紙もの、雑誌の付録などを整理していると、

「色を塗っちゃってるからダメだろう」

「落書きがあるから売れないだろう」

「名前が書いてあるから捨てよう」

「使ってあるから価値なんてないだろう」

そう思うものが出てくると思います。

でも、自分で判断して捨てないでください。

今回のようなものでも、うちでは買取の対象になります。

もちろん内容や状態によって査定は変わりますし、何でも必ず値段が付くという話ではありません。

ただ、

売れるか売れないかを、お客様が決めてから持ってきてもらう必要はありません。

そこを考えるのは、僕たち古本屋の仕事です。

「これはさすがにダメだろう」

と思うものほど、一度そのまま見せてください。

僕たちが、そこに面白さを見つけるかもしれません。

そして、うちの嫁が一枚の値札を作ったことで、誰かがわざわざ見に来てくれる商品になるかもしれません(笑)。

捨てられるはずだったものが、物語をつけることで次の人へ渡っていく。

そんなことが本当にあるから、古いものを扱う仕事は面白いんです。

昭和のぬりえ・きせかえ・昔の紙ものも買取しています

茨城買取ドットコムでは、古本や漫画、古雑誌だけでなく、昭和のぬりえ、きせかえ、雑誌付録、昔の紙もの、昭和レトロ品なども買取しています。

未使用品はもちろん、

色塗りあり。
落書きあり。
記名あり。

そんなものでも、まずはそのまま見せてください。

実家を片付けていたら古い紙ものが大量に出てきた。

昔遊んでいたぬりえやきせかえが押し入れに残っていた。

何だかよく分からないけれど、古そうなものが出てきた。

そんなご相談も大歓迎です。

量が多い場合には出張買取も承っております。

「こんなのでも買い取れる?」というものほど、捨てる前にご相談ください。

価値があるかどうか。

商品になるかどうか。

それを考えて、面白さを見つけて、次の人につなげるのが僕たちの仕事です。

お電話でのお問い合わせ

茨城買取ドットコム
フリーダイヤル 0120-949-052

そして今回のぬりえに、嫁がどんな値札を作るのか。

出来上がったら、またご紹介したいと思います(笑)。

茨城買取ドットコムは、
古本を中心にゲームやホビーも扱う買取サービスです。

ダンボールに詰めるだけ、簡単宅配買取
倒産物件、大掃除、閉店、遺品整理など、大量買取の出張買取
その場で査定、現金買取の店頭買取

整理整頓して断捨離したい!
引越するので売りたい!
大量な在庫の処分に困っている!
遺品整理したいけどどこに頼めば?

丁寧に査定の上、買い取りさせていただきます。
まずはお気軽にお試しください。

大量買取の出張査定買取も承ります!
まずはお電話で!フリーダイヤル

➿ 0120-949-052

皆様からのお声(Twitter・X)


こちらも読まれています