
どうもこんにちは。店長ホリマコです。
先日、茨城古書組合の市場(業者同士の「交換会」)で、古いビー玉を仕入れました。
はい、ビー玉です。 本じゃないです。
うちは《趣味のものならだいたい買い取る古本屋》なので、こういうのもアリなんです。
さてこのビー玉。見た目は普通のガラス玉なんですが手に取ってみると、あれ? 軽い?
ガラスのはずなのに、スカスカしたような軽さなので、プラスチックかな?と思ったのですが、骨董屋も扱ってる同業さんが
『これ、気泡入りの昔のガラスだよ。戦前のやつかもしれないね』
おお、なるほど。よーく見ると、玉の中に細かい気泡が入っていて、色もいまどきの量産品とちょっと違う。
こういう〝時代の揺らぎ〟みたいなものって、なんとも味がありますよね。
で、いわゆる「ビー玉」ってのは
ビー玉の「ビー」はビードロ(vidro、ポルトガル語でガラスのこと)の略である。
古くは「ビードロ玉」もしくは「ビイドロ玉」と呼ばれており、明治時代から大正時代にかけて用例がみられるほか、戦後においても「ビー玉」ではなく「ビードロ玉」と呼称している例がみられる。
Wikipedia:ビー玉
なのはわかるんだけど、
2017年現在日本で唯一のビー玉製造会社である松野工業によれば、戦後大阪でビー玉を製造していた6、7軒の会社のうちどこかが「A玉・B玉」の等級で区分していたという話を聞き、そこから松野工業でも「ビー玉」と呼ぶようになったという。
一方、ラムネメーカーの倉敷鉱泉は、玉に多少のゆがみ・傷があってもビンの口ゴムで問題なく密閉されること、明治から昭和初期の技術で検品は難しいであろうことから「A玉・B玉」の等級の存在自体に否定的な立場を取っている。
Wikipedia:ビー玉
と、いくつか俗説があるようなのですが、
■ A玉(エーだま)
- 透明度が高く、色が均一
- ガラスの厚みや形も整い、ほぼ完璧な球形
- 傷や気泡が少ない「かなり頑丈で上等なビー玉」
■ B玉(ビーだま)
- 色ムラあり・成形ムラあり
- 成形ムラ、ゆがみがあり気泡が入ったもの
- いわゆる「二級品」
ってこと?
ラムネ瓶の玉は「A玉」? 「B玉」?
上記の違いを見ると、昭和ノスタルジー的にはB玉だけど
- 炭酸の圧力に耐える密閉性がある
- 割れたり欠けたりしにくい品質(事故を防ぐ)
と、高品質・丈夫さを重視するならば、ラムネの瓶の栓に使用されているのは「A玉」だよね。
いや。ちょっと待て。
ラムネメーカーの倉敷鉱泉は、玉に多少のゆがみ・傷があってもビンの口ゴムで問題なく密閉されること、明治から昭和初期の技術で検品は難しいであろうことから「A玉・B玉」の等級の存在自体に否定的な立場を取っている。
Wikipedia:ビー玉
おやおや、もうわかんなくなってきたw 深追いしちゃダメなやつだwww
というわけで、「店主のが仕入れた趣味のものコーナー」みたいな感じで、今後もちょいちょい書籍以外のものが店頭に並ぶかもしれませんので、お近くの方は【はりはりや 姫宮公園前店】にお立ち寄りください。
また
『うちにも、昔のこういうのあるよ』『実家から出てきた古いもの、見てくれない?』なんてのがあればお気軽に、趣味のものならだいたい買い取る茨城買取ドットコムこと「はりはりや」にご相談、お問い合わせくださいませ。
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